ボヘミアン・ラプソディー
2018年は映画館での映画鑑賞なしで1年が終わりそうでしたが、大晦日に滑り込みで1本鑑賞できました。
もう、冒頭からなにやら熱いものを感じる。
いきなり、アドレナリンが、、、
1991年にリードボーカルのフレディ・マーキュリーが死去してしまった英国のロックバンド「クイーン」の始まりから、伝説のライブ(ライブ・エイド)までを怒涛の熱さでまくり上げていきます。
バンドの結成から、どんどん頭角を現していくまでのワクワク感。
スターとなった後の、お約束のような孤独感。
人種的、性的にマイノリティーであったフレディだけに、孤独感はことさらに深い。
この深い孤独感から、伝説のライブシーン(21分間)につながっていくものだから、激アツ、アドレナリン全開になるしかない。
スクリーンのアーティストにも、観客にも同化してしまい、わけがわからないハイ状態に。
フレディの髭、胸毛、タンクトップ、突き上げる拳もこの上なく熱いが、この熱さは、メロディ、歌詞、歌声などクイーンの曲自体の素晴らしさなしには成立しえないだろう。
この映画の制作は、出来上がるまでに監督交代などで、かなりドタバタしたものだったようだが、そんな裏事情は微塵も感じさせない。
まれに全てのピースが、ぴったりあったような珠玉といえる映画に出会うことがあるが、自分にとっては、それだった。
しばらく曲が耳から離れなさそうだ。
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